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 閉じこもれば心が死んでしまう――。コロナ禍で外出や交流の場を閉ざされ、心身の衰えと孤立の危機に直面する巨大団地の高齢者たち。感染防止と孤立防止を両立させようと、高齢者自らが精力的な活動を続けている。

毎朝の清掃ボランティア 最高齢は88歳

 8月上旬、東京都練馬区の光が丘団地。午前9時半、朝の清掃ボランティアを終えた十数人の高齢者が広場に集まってきた。大半が80代で「独居」「老老」世帯の高齢者だ。最高齢は88歳。

 「1日1回は外にでましょう。家で閉じこもっていると認知症のリスクがどんどん増えてきますから」「水をしっかり飲みましょうね」

拡大する写真・図版「1日1回は外にでましょう」。朝の清掃ボランティア終了後にあいさつする光が丘コロナ対策世話人会の小山謙一さん(中央)。高齢者の閉じこもりによる心身の衰えを防ごうと、緊急事態宣言下の5月1日にスタートした。熱中症予防のため、アイスとペットボトルの飲み物による水分補給も欠かさない=7月、東京都練馬区

 熱中症対策の冷たい飲み物と棒アイスを配りながら、小山謙一さん(78)が声をかけた。

 清掃ボランティアを呼びかけたのは、地元の高齢者4団体の有志でつくる「光が丘コロナ対策世話人会」。小山さんは、その世話人代表だ。

 活動を始めたのは、緊急事態宣言まっただなかの5月1日だった。背景には、緊急事態宣言で自室にこもった高齢者が心身に異変を訴える状況への危機感があった。

 宣言を受け、自治体の介護予防…

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