秋元議員の電話が発端か 証人買収、共犯者は頻繁に報告

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 カジノを含む統合型リゾート(IR)事業をめぐる汚職に絡む贈賄側への証人買収事件で、組織犯罪処罰法違反容疑で逮捕された衆院議員の秋元司容疑者(48)が、汚職事件で保釈された2カ月後の今年4月、共犯とされる支援者で会社役員の淡路明人容疑者(54)に電話をかけて買収工作を持ちかけた疑いのあることが分かった。淡路容疑者は電話やメールで秋元議員に進捗(しんちょく)状況も報告していた。関係者への取材で判明した。

 東京地検特捜部は、この電話が発端となり、秋元議員が買収を主導し、一連の工作を進めたとみている。

 秋元議員は贈賄側に3千万円の提供を持ちかけた容疑で逮捕された。買収のため実際に持参された資金2千万円のうち1千万円は秋元議員が用意した疑いが出ている。この1千万円は秋元議員が7月、紙袋に入れて淡路容疑者宅に自ら持ち込んでいたことも判明。この場でも、買収計画が協議された疑いがあるという。

 秋元議員は逮捕前の取材に「買収への関わりは一切ない」などと全面的に容疑を否定していた。

 秋元議員は2017年9月~18年2月、中国企業「500ドットコム」の元顧問、紺野昌彦被告(48)=贈賄罪などで起訴=らから計約750万円相当の賄賂を受け取ったとして起訴された。秋元議員は無罪を主張しており、裁判の日程は未定だ。一方、紺野被告は起訴内容を認め、今月26日に初公判を控えている。

 特捜部の調べに対し、淡路容疑者は証人買収容疑をおおむね認め、「秋元議員から指示された」などと供述していた。調べなどによると、秋元議員は4月中旬ごろ、淡路容疑者に電話で「裁判で(贈賄側の)証言を変えてほしい」と依頼。淡路容疑者と面会するなどして、紺野被告の懐柔策を検討したという。

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