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 長野県は21日、新たに未就学児~80代の男女9人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。うち80代の2人は酸素吸入が必要な中等症。ほかの7人は30代までで、いずれも軽症という。1日の感染者数としては、これまでの7人(4月10日と13日)を上回る過去最多。県内の感染者数は延べ164人(再陽性者を含む)になった。

 県によると、いずれも千曲市に住む自営業の30代男性、無職の20代女性、10歳未満の未就学の男児の3人は同居の親子。感染経路は不明という。

 上田市の20代男性は14日に発熱などがあり、20日に陽性と確認された。この男性は、19日に感染が発表された同市の20代女性の知人で、接触があった。男性はバー「スーパーピッグ」(同市中央2丁目)を経営しており、県は、店が営業していた12~18日に来店した客らに対し、保健所に相談するよう呼びかけている。20人程度が来店した可能性があるという。

 また、同市の30代女性と、千葉県在住の会社員の30代女性の2人も、19日に感染が発表された20代女性の知人で接触があったという。千葉の女性は10日から県内に滞在していた。

 ほかに、上田市の80代男性は17日に倦怠(けんたい)感が出て、酸素吸入している。東京都在住の80代女性は軽井沢町に住宅を所有し、9日から滞在していた。16日に発熱して肺炎の疑いで入院した後に検査で陽性がわかり、酸素吸入が必要な状態だ。9人目となる京都府在住の自営業の30代男性は、19日に来県して陽性が判明した。17日からのどの違和感があったという。

 県によると、21日午後3時現在の入院者数は37人。県は入院患者向けに350床を確保しており、病床使用率は10・6%で重症者はいない。

 阿部守一知事は同日の会見で「連日、新規感染者が確認されているが、病床にはまだ余裕がある。感染者の数だけではなく、感染経路が特定できているか、感染拡大を防ぐことができるか、が重要。感染防止と社会経済活動を両立させることが重要な局面だ」と述べた。(滝沢隆史)

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