今村優莉
拡大する米デラウェア州で8月12日、選挙イベントで演説する民主党の副大統領候補カマラ・ハリス氏=ロイター
米国大統領選挙で、政権奪取を狙う民主党の副大統領候補にカマラ・ハリス氏が正式に指名されました。朝日新聞を含め、日本の多くのメディアでは彼女の説明に「黒人」とつけ、米メディアも「主要政党の正副大統領候補で初の黒人女性(Black Woman)」と強調しています。
ジャマイカ出身の父とインド出身の母を持つハリス氏を、なぜ「黒人(Black)」と呼ぶのでしょうか。また、日本語の「黒人」という言葉には、どこか差別的なニュアンスがあるのではないか。
そんな質問を、多文化社会としてのアメリカについて研究する立命館大の南川文里教授(社会学)にしたところ、思わぬ指摘を受けました。
拡大する多文化社会としてのアメリカについて研究している立命館大学の南川文里教授=本人提供
――カマラ・ハリス氏を「黒人女…
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朝日新聞社会部