カープファンの新名所が閉店 観客激減「半年我慢した」

新型コロナウイルス

東谷晃平
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 カープファンの新名所になっていた飲食店「スポーツファンベースヒロシマ」(広島市南区)が23日に閉店した。新型コロナ禍で客が激減したためいったん閉店し、再起を目指すという。この日、赤いユニホーム姿の常連客らが続々と訪れ、別れを惜しんだ。

 JR広島駅南口からマツダスタジアムへ続く約800メートルの通称「カープロード」のほぼ中間地点に、2018年春開業した。約280平方メートルの店内では120インチの画面に試合を映し、客は試合を観戦しながら食事を楽しめた。

 「ファンと一喜一憂できる場所だった」とオーナーの岡村秀幸さん(58)。中でも、同年9月にリーグ3連覇を決めた瞬間の記憶は今も鮮明だ。店からあふれるほどの400人以上が詰めかけ、歓喜の瞬間はビールかけで祝った。

 客層はスタジアムでの観戦前に訪れる人が6割、スタジアムに入れなかった人が2割、試合終了後に訪れる人が2割ほどだった。ところがコロナ禍で開幕は遅れ、観客数の制限も続く。店の売り上げは9割以上落ちたという。岡村さんは「自分でもよう半年間がまんしたと思う。でも、もう待てんよね」

 営業最終日。午後3時に店を開けると常連客が次々と入ってきた。安佐北区の会社員、空野浩一さん(53)は「ここは聖地。勝った時も負けた時もここに来るのが当たり前だった」。岡村さんは「ラストナイトです。でも復活させますから」と笑顔だった。

 岡村さんは当面、挑戦したいことがあるという。カープロードを広島が誇る観光名所に育てることだ。まずは、カープロードのTシャツを作るつもりだ。(東谷晃平)

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