福島発、デジタル地域通貨始まる 電子マネーと何が違う

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鈴木友里子
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 金融関連のベンチャー企業ソラミツ(東京都)が、ブロックチェーン技術を使ったデジタル地域通貨「Byacco(白虎)」の運用を、共同研究先の会津大学(福島県会津若松市)で7月に始めた。利用者はスマホのアプリに入金すると、食堂や売店で現金と同様に使える。同社には他地域からも導入の問い合わせがあり、各地での展開をめざす。

 ブロックチェーンはお金などの取引履歴を記録するしくみ。関係者が取引の台帳を共有して管理し、改ざんなどを防ぐ。同社の開発した技術はカンボジア国立銀行が試験的に発行するデジタル通貨「バコン」にも使われており、それを活用。ブロックチェーンによるデジタル地域通貨の本格運用は日本初という。

 学生や教員らはスマホに「白虎」の専用アプリを導入し、入金する。スマホに入れたお金は「円」として支払いや送金に使える。今は学内利用だが、今後は会津若松市の大学構外でも使える店を増やす考えだ。

 同じブロックチェーンを使っ…

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