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 高齢顧客への金融商品販売でトラブルが後を絶たない。人知れず思わぬ損失を抱えたお年寄りからは「施設入居の準備金と思っていたのに……」「子に迷惑をかけまいとためたお金を失った」などと後悔の声があがる。あなたの夫や妻、実家の親は大丈夫ですか。

 遠藤俊英・前金融庁長官が退任前、高齢顧客への金融商品販売の手法について証券界へ「警告」を発していた。そんな記事を7月24日付の朝日新聞経済面で掲載したところ、読者から40通を超すメールや手紙が届いた。大切な老後のお金を失って悶々(もんもん)とする悲痛な思いが、数多く記されていた。

 「人任せにした自分の馬鹿さ加減に嫌気がさすばかりです」。直筆の手紙にこうつづった関東の一人暮らしの女性(85)に記者が連絡をとった。退職時に株を買ったが、その後約20年間ほぼ取引がなかったという。

 証券会社から約10年前に、「…

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