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 道端に生える雑草は邪魔者扱いされがちだが、隠れた美しさに注目した雑草図鑑が評判を呼び、版を重ねている。世界で人気のゲームソフトにも雑草が登場。新型コロナウイルス感染予防で遠出は難しい中、足元の草たちをじっくり観察してみませんか。

 「美しき小さな雑草の花図鑑」(山と渓谷社、170ページ)は雑草約100種の花を紹介する。2018年2月の初版から既に12刷を重ね、4万5千部と部数を伸ばしている。

 肉眼では観察しづらい小さな花を大写しにしたカラー写真と、専門用語が少なく、なじみやすい文が特徴だ。続編「もっと美しき小さな雑草の花図鑑」も今年発売された。

 自然科学分野のビジュアル本としてはとてもよく売れており、担当者は「ここ何年か、『雑草』はブームになっている。このコロナ禍で、特に身近な植物に目が行くようになったこともあるかなと思う」と言う。

 「美しき~」の著者で、植物生態学者の多田多恵子さん(62)は雑草について、「ちっぽけで邪魔な存在と思われているが、よく見ると生きる知恵にあふれている」と話す。じっくりみると、花粉を運ぶ虫の目に認識されやすい色や、花粉をつけてもらいやすい形など、研ぎ澄まされたしかけに気づくという。

 たとえば、らせんのように花が…

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