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 米食品医薬品局(FDA)は23日、新型コロナウイルスに感染し、回復した患者の血液の成分を広く治療に使えるようにする緊急時の使用許可(EUA)を出した。別の患者に早い時期に使うと死亡率が大幅に減るとしている。ただ、正式な治療法として承認されるには、この治療を受けない場合との比較試験の結果の分析が必要としている。

 治療法は血液の成分「血漿(けっしょう)」を使う。回復した人の血漿には、次の感染に備えて新型コロナウイルスを攻撃する抗体が含まれているため、これで別の患者の症状を改善させる狙いだ。

 重篤な感染者3万5千人以上を対象にした米国の初期研究の結果では、感染の確認から3日目以内に血漿治療をした場合の7日間の死亡率は8・7%で、4日目以降にした場合の11・9%より低かったという。これらのデータからFDAのハーン局長は「安全で期待できる有効性があり、緊急時の使用許可の基準を満たしている」としている。

 緊急時の使用許可は、臨床試験でなくても、一定の条件下で未承認の治療法を広く使えるようにする。薬事承認とは違い、一時的なものだ。エボラ出血熱用の治療薬レムデシビルも緊急時の許可を受けている。

 もっとも、この研究成果は専門家の査読を受けておらず、血漿治療を受けていない人と比較したものではない。死亡率の改善が血漿によるものかどうかは、まだはっきりしない。

 トランプ大統領は23日夕方に…

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