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 韓国のソウル市は24日、新型コロナウイルス感染者の急増を受け、市内全域で自宅以外でのマスク着用を義務化した。感染病予防法に基づく措置で、10月13日以降は違反者に10万ウォン(約8900円)以下の罰金を科すという。

 市によると、市民は自宅や室内に1人でいる場合を除き、常時マスクをつけなければならない。飲食店では、食べ物や飲み物を口に運ぶ時に限ってマスクを外すことが認められる。屋外でも、周囲に人が見当たらない場合を除き、着用する必要がある。市は感染がある程度、収まるまでこの措置を続けるとしている。今月末までは10人以上の集会開催も原則、禁止した。

 市が厳しい措置に踏み切ったのは、ソウルの宗教団体「サラン第一教会」で信者の集団感染が起きるなど、流行が拡大傾向にあるためだ。この団体は、8月15日にソウル中心部で文在寅(ムンジェイン)政権を批判する大規模集会を開催しており、市内では連日100人前後の新規感染が確認されている。

 韓国全体でも新規感染者は21日から3日連続で300人を超えており、24日も266人を記録している。(ソウル=鈴木拓也)