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 奈良県で発見され、大阪市立自然史博物館(東住吉区)が収蔵している小型の甲虫(こうちゅう)が新種と判明した。研究者が与えた和名は「バースクシモモタマキノコムシ」に。名前の由来は、関西人には伝説的存在になっているあの外国人プロ野球選手だ。

 新種と判明した虫は体長4・8ミリほどで、全身が赤茶けている。2018年12月、奈良市の奈良公園であった自然観察会で、当時10歳の小学生の男児が朽ち木の中にいるのを見つけた。

 ただ現地では虫の種類がわからず、大阪市立自然史博物館に持ち込まれた。ところが、昆虫専門の学芸員、初宿(しやけ)成彦さん(51)でも初めて見る個体だった。

 そこで標本は19年春、土壌性の甲虫に詳しい福井大教育学部の保科英人准教授(47)の元に送られた。

 保科さんは朽ち木にいることが多いタマキノコムシ科クシモモタマキノコムシ属の成虫では、と考えた。

 同属は北米、欧州と日本で2種しか確認されていないが、今回の個体は1・5倍ほど大きい。後脚や生殖器の形態が異なっていることなどから新種と判断し、論文作成に取りかかった。

 生物の学名は国際動物命名規約に従い、論文を発表した人が名付け親になる。日本では学名と別に、親しみやすい和名を付けるのが通例だ。論文発表者が「良識の範囲」で名付けるのが一般的で、著名人の名を冠することも多い。

 保科さんが考えた和名はバースクシモモタマキノコムシだった。冒頭の「バース」は、プロ野球・阪神で1985年の日本一に貢献し、ファンに今も「最強の助っ人」と呼ばれるランディ・バースさん(66)だ。

 神戸市で生まれ育った保科さんは熱狂的な阪神ファン。今回の命名由来について、「新種は同属のなかで『3番』目に見つかって体がでっかかったんです」。バースさんも当時の猛虎打線の3番打者だった。

 保科さんはこれまでも200近…

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