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 来年2月28日に予定されていた「世界遺産姫路城マラソン2021」の中止が25日決まった。この日、兵庫県姫路市役所で開かれた実行委員会(会長・清元秀泰市長)の総会で、新型コロナウイルスの感染リスクを排除できないとする市の中止案が承認された。今年2月の大会も新型コロナの影響で中止しており、2年連続の中止となる。

 市は中止の理由として、フルマラソンとファンランを合わせて約1万2千人の参加者のほか、スタッフやボランティア、沿道の市民らの感染リスクを排除できないことを挙げた。

 今年の大会にエントリーしていた人には、来年の大会の優先出走権が与えられていたが、その権利は再来年の大会に持ち越される。

 市は代替イベントの開催を検討中で、スマートフォンアプリを使って実際に走った距離を証明し、どこからでも参加できる「オンラインマラソン」などの案が浮上している。開催する場合は、年内に骨子を固めたいとしている。

 清元市長は「中止は断腸の思いだが、市民の生活や命を守る原点に返れば、やむを得ない。再来年の大会は、コロナに『倍返し』で、立派になったと思ってもらえる大会にしたい」と話した。(滝川直広)