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 「万引き家族」の是枝裕和監督が韓国映画を手がけることが26日、明らかになった。「パラサイト 半地下の家族」で主役を演じたソン・ガンホさんらが出演する。「ブローカー」という仮題で、是枝監督が脚本を準備中という。

 ソンさんのほか、カン・ドンウォンさん、ペ・ドゥナさんの出演が決まっている。育児ができない人が匿名で赤ちゃんを置いていく「ベビーボックス」を巡る物語になるという。韓国の会社が出資し、撮影は韓国で来年に予定している。

 是枝監督は、2018年のカンヌ国際映画祭に出品した「万引き家族」で最高賞パルムドールを獲得。その翌年はソンさん主演の韓国映画「パラサイト」(ポン・ジュノ監督)が同賞を受賞した。是枝監督は「頭の中で3人の名優を動かしながら、今脚本を書いているところで、僕自身が多分一番ワクワクしております。このワクワクを皆さんに共有していただけるような、スリリングで、ヒリヒリする、それでいて切ない映画にしたいと思っています」とコメント。さらに、19年製作の日仏合作「真実」を踏まえ、「前作に続いて母国と母国語を離れての映画作りになります。言語や文化の違いを超えて一体何が伝わり、共有出来るのか? そもそも監督とはどういう存在なのか? 作品作りを通して、もう少し踏み込んで模索してみたいと思っています」とした。(小峰健二)