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 「赤ちゃんはどうやって生まれるの?」。子どもから不意に聞かれてドギマギしたことはありませんか? こんな性の疑問に真正面から答える絵本「コウノトリがはこんだんじゃないよ!」(子どもの未来社)が、7月に翻訳出版されました。「4歳からの性教育」をうたう同書の狙いを、日本版を監修し、世界の性教育にも詳しい立教大名誉教授の浅井春夫さんに聞きました。

拡大する写真・図版「コウノトリがはこんだんじゃないよ!」(ロビー・H・ハリス作、マイケル・エンバーリー絵、上田勢子訳、子どもの未来社、税抜き2200円)

4歳からの性教育

――表紙に「4歳からの性教育の絵本」とあります。そんなに早くから教える必要がありますか。

 あります。基本的には、言葉を覚える時期から少しずつ、教えてあげられるものは教えていくといいと思います。

 というのも、今は大人が思っている以上に、子どもたちが性的な情報に触れやすい環境があります。内閣府の調査では、0~9歳児の57.2%がインターネットを利用。年齢別では0歳で4.7%、2歳で35.5%、4歳では56.0%が利用しています。意図せず表示されるネット広告などで性的な情報に触れることもあるし、その中には事実誤認やフェイク情報が紛れていることもある。それらの不確かな情報から子どもたちを守るためにも、正しい情報を教えることが必要です。

 また、乳幼児の性教育に注目が集まる背景には、子どもの性被害の問題もあります。自分の体やしくみについて学び、体を大切にする感覚を身につけることが、被害を受けそうになったときに自分を守る行動を取ることにもつながります。

拡大する写真・図版浅井春夫・立教大名誉教授 1951年、京都府生まれ。一般社団法人「“人間と性”教育研究協議会」で「乳幼児の性と性教育サークル」の事務局長を務める。著書に「親子で話そう! 性教育」(朝日新聞出版)など。ユネスコ(国連教育科学文化機関)がまとめた性教育の手引書「改訂版 国際セクシュアリティ教育ガイダンス」(明石書店)の翻訳にも携わった。

咳払いして読み飛ばす

――でも、親自身が性教育を十分に受けていません。子どもの頃、性のことは親にも先生にも言いにくい雰囲気がありました。

 日本では性的なことが「公の場…

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