ニューヨーク=藤原学思
米中西部のウィスコンシン州ケノーシャで黒人男性が警官に背後から撃たれた事件に対する抗議デモの参加者3人を死傷させたとして、17歳の少年が第1級故意殺人の疑いで逮捕された。少年が住むイリノイ州アンティオークの地元警察が26日、発表した。
25日夜に抗議デモの参加者がライフル銃で撃たれ、2人が死亡、1人が重傷を負っていた。少年は、現場から州境をまたいで30分ほどの場所に住む。
動機は明らかになっていないが、地元メディアは少年が警官に憧れを抱き、武装した「自警団」とともに行動していたと報道。事件の直前にはウェブメディアの取材に応じ、「私の仕事は人びとを守ることだ。だからライフル銃を持っている」と語っていたという。
ケノーシャでは、23日にジェイコブ・ブレークさん(29)が警官によって7発撃たれた事件の直後から、抗議デモが活発化した。車両や建物への放火や略奪行為も起きたため、夜間外出禁止令が出されたほか、州兵が投入されている。(ニューヨーク=藤原学思)
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朝日新聞国際報道部