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 「飛び恥」という言葉が温暖化対策で欧米では話題になるほど、飛行機が出す二酸化炭素(CO2)は他の移動手段に比べて多いが、どうしたら減らせるのか。

 九州大学や近畿大学のチームが、日本航空(JAL)と全日空(ANA)の日本発着の国際線のCO2)排出量を分析したところ、燃費の良い機材導入による効果が最も高かった。一方、総便数は増えており、飛行全体のCO2)削減には課題があることもわかった。英科学誌「エンバイロンメンタル・リサーチ・レターズ」に発表した。

 チームは、目的地への距離や、使用航空機の燃費データを元に、2005年から15年までのCO2)排出量を推計。さらに、CO2)を排出する要因で特に多かった「機材燃費」「総便数」「乗客1人当たりの飛行距離」「1便当たりの乗客数」の四つの要因で、CO2)排出量がどう増減したかを見た上で、航空会社がどの対策をとることが有効かを分析した。

 四つの要因のうち、燃費の良い新しい機体の導入による効果は、05年から15年の10年間、JALとANA合わせて、276万トン削減となった。

 チームは、ボーイング社、エアバス社が公表している燃費のデータで分析したが、05年から10年の5年間はJALが機材の小型化を進めたことで燃費が良くなる効果があり、11年以降は燃費がよいボーイング787型機が導入された効果が大きかったという。

 一方で、総便数は増加しており、この要因でのCO2排出量は177万トン増。乗客1人当たりの飛行距離も長くなり、この要因でのCO2排出量は361万トン増えた。

 近畿大の永島史弥講師は、「燃…

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