ミルクティー同盟、権力との甘くない戦い 陰謀論も一蹴

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多事奏論吉岡桂子

 #MilkTeaAlliance(ミルクティー同盟)

 焼けたアスファルトに座る黒いシャツの波に、小さなプラカードが揺れている。バンコクの民主記念塔前に約2万人が集まった反政府集会の一角だ。「#民主主義万歳」。漢字も見える。政府批判や王室を揶揄(やゆ)するタイ語で書かれたスローガンの中で、小さいが目をひく。

 人混みをかき分けて近寄った。タイ人の大学生たちだった。一人(23)は北京に留学経験があり、中国語で説明してくれた。

 「ぼくたちは、野党をつぶして居座る事実上の軍事政権や権威主義の根っこにある(王室の)制度と戦っている。香港と台湾の若者は、中国共産党の独裁による圧力に抵抗している。似た立場なのです」

 なぜ、ミルクティー?

 バニラの香り漂うオレンジ色の甘いタイティー、台湾はタピオカ入り、香港は練乳で甘みをつけた濃い紅茶。名物のミルクティーを絆にした心の同盟だという。

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