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 米中西部ウィスコンシン州で、警官が黒人男性を背後から銃撃する事件への抗議が続くなか、白人の少年(17)がデモ隊の参加者を銃撃し、3人を死傷させた疑いで逮捕された。抗議デモを受けて民主党が人種問題に正面から向き合うべきだと主張する一方、共和党全国大会では警察を擁護する発言が相次ぎ、大統領選を前に政治の争点ともなっている。(ニューヨーク=藤原学思、ワシントン=渡辺丘)

少年は「自警団」として行動か

 黒人男性のジェイコブ・ブレークさん(29)が警官から7回銃撃された現場となったウィスコンシン州ケノーシャでは、事件発生の23日から抗議デモが続く。25日夜、デモの参加者3人が撃たれ、2人が死亡、1人が重傷を負う事件が発生。翌日、車で約30分離れたイリノイ州アンティオークに住む少年が第1級故意殺人の容疑で逮捕された。

 米メディアによると、少年は「自警団」の一員としてケノーシャで行動していたとみられる。25日夜には、ライフル銃を手に、ウェブメディアの取材に「誰かがけがをしたら、危険な場所に走っていく。それがライフル銃を持っている理由だ」と語っていた。

 米国では5月にミネソタ州でジョージ・フロイドさん(46)が警官に首を圧迫されて亡くなって以降、抗議デモが拡大。一部で略奪行為が起きる一方、警察の解体や予算削減を訴える声も出ており、自主的に武装して治安を守ろうとする「自警団」が目立つようになった。ケノーシャについても、インターネット上などで呼びかけがあった。

 少年は以前からこういう動きに…

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