拡大する写真・図版核のごみの最終処分場をめぐり「文献調査」への応募の撤回を求める署名を北海道寿都町の片岡春雄町長(右)に手渡す町民有志ら=2020年8月27日、寿都町役場

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 原発の使用済み核燃料から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分場をめぐり、北海道寿都町の片岡春雄町長が国の候補地選定プロセスへの応募を検討している問題で、町民有志の団体が27日、応募の撤回を求める署名7836人分を片岡町長に手渡した。このうち695人分が寿都町民で、人口約2900人の2割超に達した。

 署名を呼びかけたのは、町内の水産加工業の若手でつくる「寿都に核のゴミはいらない町民の会」。国の候補地選定の第1段階となる「文献調査」への応募の撤回を求めた。同会は22日に結成され、SNSや対面で署名を集めてきた。

拡大する写真・図版北海道寿都町民有志が集めた署名=2020年8月27日、寿都町役場

 呼びかけ人の一人、南波久さん(59)は、署名提出後の取材に「応募については断固拒否。署名を受け取るだけではなく、我々の思いを理解していただきたい」と述べた。

 これに対し、片岡町長は取材に「知識がないなかで、核のごみが良いか悪いかだと、悪いに決まっている」と発言。署名をした人たちが十分な情報を得ていない可能性を指摘し、丁寧に説明を続ける考えを改めて示した。

 片岡町長は町内の5地区で住民説明会を開く方針。判断時期については26日の記者会見で「9月中はまず無理だろう」とし、10月以降になる可能性を示唆していた。

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