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 7年半におよぶ長期政権を築いた安倍晋三首相が突然、辞意を表明しました。2015年に朝日新聞朝刊に掲載した連載「70年目の首相」の一部から、安倍首相をかたちづくった思想やその背景、政権のこれまでの歩みを振り返ります。(敬称略、年齢・肩書は掲載当時)

 【2015年5月20日朝刊1面】

 安倍晋三首相の通算在任日数は2015年5月20日で1242日となり、祖父の岸信介(きしのぶすけ)元首相を超えた。昨年末の総選挙で勝利した安倍首相は、秋の自民党総裁選での再選が確実視されている。集団的自衛権の行使容認、安全保障法制、戦後70年談話、そして憲法改正へ――。長期政権の道を歩み始めている安倍首相のもと、国のかたちは大きく変わりつつある。

 「1957年6月、私の祖父、岸信介はまさにここに立ち、日本の首相として演説を始めました」

 2015年4月29日、日本の歴代首相として初めて米議会上下両院合同会議での演説に臨んだ首相の安倍晋三(60)。冒頭、58年前の岸の演説を引用しながら、自身の演説を始めた。

 旧日米安全保障条約の改定に執念を燃やした岸。安倍は、そんな岸の背中を追い続けてきた。

拡大する写真・図版岸信介元首相

 「昔、おじいちゃんが安保闘争のとき、デモ隊にあんなに囲まれたのによくやったよなあ。たぶんいまの支持率だったらゼロ%だろう。やっぱりすごいよな」

 安倍は官房副長官だったとき、…

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