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 奈良県天理市の天理大学ラグビー部で新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が発生し、部員以外の学生3人が教育実習の受け入れ先の学校から拒否されるなどした問題で、天理市の並河健市長は28日、記者会見し、学生3人とも学校が受け入れると連絡があったと明らかにした。

 奈良県は16日、天理大ラグビー部でクラスターが発生したと発表。27日までに部員168人中59人の感染が確認されている。並河市長は20日、天理大の永尾教昭学長とともに記者会見し、クラスターの発生で学生が差別的な扱いを受けているとして是正を訴えた。

 市によると、教育実習を受け入れる条件にPCR検査を求めていた学校は、記者会見翌日に「検査を求めない」と天理大に連絡。教育実習の中止を求めた2校は27日、市に「受け入れたい」と連絡してきたという。並河市長は「私たちの訴えに共感してくださった皆さんが声をそろえ、コロナ禍に向かっていただいた結果だと感じている。ありがたい」と話した。(福岡龍一郎)