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 安倍晋三首相は28日の記者会見で、辞任を決断後、表明会見がこの日に至った経緯と理由について明らかにした。首相は「月曜日にそういう(辞任の)判断をした。秋から冬に向けてのコロナ対策のとりまとめをしなければならない。そして実行のめどを立てる、それが今日の日となった」と説明した。

 首相の言う「月曜日」とは、今月2度目となった慶応大病院通院の日だ。それから4日後の28日、政権幹部らに辞意を伝え、記者会見して正式表明した。

 では、この間、辞任について誰かに相談したのだろうか。この点を問われた首相は、こう答えた。「これは私自身、自分一人で判断をした」

 この日の記者会見では、質問の機会を得た西日本新聞の記者が森友・加計学園問題や桜を見る会問題といった首相をめぐる疑惑について取り上げ、「政権の私物化」という批判が国民の間にある、と指摘した。

 これに対し、首相は「私は私物化したというつもりはまったくない」と否定。「説明ぶりについては反省すべき点もあるかもしれない。誤解を受けたのであれば反省したいと思うが、私物化したことはない」と重ねて強調した。