安倍首相の辞意、米中韓も関心 「異例の安定の終わり」

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ワシントン 北京 ソウル
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 長期政権を敷いた安倍晋三首相の辞任表明は、関係の深い米中韓でも強い関心を集めた。ただ、国際情勢が混迷を深めるなか、各国とも辞任が二国間関係に及ぼす影響は見定め切れていない。

 トランプ米政権高官は28日午前、朝日新聞の取材に対し、「安倍首相はトランプ大統領とともに、日米同盟、日米関係をかつてないほど強固にした」と評価。2人は「自由で開かれたインド太平洋」構想で緊密に連携していたと指摘し、「我々は安倍氏の後継者と一緒に我々の共有する目標を前進させることを楽しみにしている」と語った。安倍首相辞任の情報が米国に伝わったのは28日未明(東部時間)だったが米メディアも相次ぎ速報し、「短命政権が続いた日本での異例の安定した時代と、それがもたらしたトランプ大統領との強い絆の終わり」(AP通信)などと評した。

 中国でも国営メディアが辞任を速報する一方、外務省報道官は定例会見で「引き続き日本と関係改善や発展を推し進めていきたい」などと答えるにとどめた。

【動画】辞意を表明した安倍晋三首相。歴代最長の7年8カ月の政権を振り返る

 安倍氏は2017年以降、対…

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