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 トランプ米大統領が27日、共和党全国大会で行った大統領候補としての指名受諾演説は、実績の強調よりも民主党のバイデン前副大統領の批判に時間を割いた。大統領選を自らの「信任投票」から、バイデン氏との「対決構図」に持ち込みたいトランプ氏の思惑が見える内容となった。

 ホワイトハウスで約1500人を前に演説したトランプ氏は、「バイデン氏は社会主義のトロイの木馬だ」などと厳しく批判。「政党やビジョン、哲学、アジェンダにおいて、有権者がこれほど明確な違いに直面している選挙はない」と繰り返し訴えた。

 トランプ氏が特に強調したのは、警察改革を求める声への対応だ。米国ではミネソタ州で警官が黒人男性を暴行死させた事件に続き、ウィスコンシン州でも警官が黒人男性を銃撃し、警察のあり方をめぐる抗議活動が広がる。トランプ氏は「バイデン氏に権力を渡せば、過激左派がアメリカ全土で警察の予算を削減し、誰も安全ではいられない」とする一方、「私の政権は法執行機関の人々と共に立つ。警察官は命を危険にさらして私たちを守っている」と述べ、警察擁護の姿勢を鮮明にした。

 トランプ氏がこうした点に力を入れるのは、新型コロナウイルスへの対応などをめぐって批判が続き、支持率でバイデン氏にリードを許しているためだ。最大の実績としてアピールするつもりだった経済も、新型コロナの影響で失速した。そこで、「左翼に支配されたバイデン政権の怖さ」を描き、「法と秩序」を訴えるトランプ氏との対比を示そうとしている。

【動画】構図が固まったアメリカ大統領選。ポイントを動画で解説します

 実際、演説では今後の経済につ…

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