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 白亜紀の南半球にあったゴンドワナ大陸にいた哺乳類ゴンドワナテリウム類のほぼ完全な骨格化石が、アフリカ東海岸沖の島国マダガスカルで見つかった。これまではバラバラに発見された歯やあご、頭骨が知られていただけだったが、恐竜がいた時代としてはかなり大きい哺乳類がどう進化したのかや、当時の大陸の生態系を探る貴重な手がかりになりそうだ。

拡大する写真・図版見つかった全身の骨格化石(左が頭)=研究チーム提供

 米デンバー自然科学博物館などの国際チームが科学誌ネイチャーに報告した。化石は1999年、約7200万~6600万年前の白亜紀末期の地層から発掘された。約20年を費やした復元の結果、大きさは推定で全長52センチ、体重3・1キロ。ネコくらいの大きさだった。顔の骨に神経や血管が通る穴が多いほか、歯の構成が他の哺乳類と異なっているといい、新属新種の「アダラテリウム・フイ」と名付けられた。地面に穴を掘ったり、走ったりできたらしい。

拡大する写真・図版復元された骨格のイメージ=研究チーム提供

ネコくらいの大きさの新属新種

 ゴンドワナテリウム類は白亜紀から古第三紀にかけて生息していた。当時は北半球にも近縁の哺乳類がいたとみられているが、いずれも絶滅し、現生の哺乳類に直接つながるものはいない。デビッド・クラウゼ上級研究員は「これまで分かっていた骨格情報だけでは、このような哺乳類がいたと予想するのは難しかった。南半球での初期哺乳類の進化パズルを解き明かす重要なピースの一つになる」と説明した。

拡大する写真・図版化石の哺乳類の想像図=研究チーム提供

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