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 千葉県佐倉市の京成本線の線路沿いの急斜面にすみ着き、話題となった子ヤギ「ポニョ」が、市の農業体験施設「佐倉草ぶえの丘」(同市飯野)に引き取られ、29日から一般公開が始まった。

 子ヤギは生後6カ月の雌。農業の男性(63)がペットショップで購入し、斜面から200メートルほど離れた敷地で飼っていたが、5月21日に脱走し、8月11日に捕獲されるまでの約2カ月半、高さ約20メートルのコンクリートの斜面にすみ着いていた。

 捕獲後、男性から市へ無償で譲りたいとの申し入れがあり、ヤギの注目度の高さなどから市が受け入れた。施設では、8頭のヤギを飼っている。市の担当者は「他のヤギと生活できて喜んでいると思う。仲良くしてほしい」と話した。

 市農政課によると、飼い主だった男性がスタジオジブリの映画「崖の上のポニョ」にちなみ、ポニョと名付けた。その後、ジブリから名前の使用許可をもらったという。

 この日は早速、家族連れが見学に訪れた。父親(35)と施設を訪れた鎌ケ谷市の島崎陽悠(はるひさ)君(5)は「ポニョは小さくて可愛かった。また来たい」と笑顔だった。佐倉市の西田三十五市長は「ここまで来られない人のために、(ネットに)動画もあげていく予定。明るい話題になれば」と述べた。(佐藤瑞季)