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 白血病で長期療養していた競泳女子の池江璃花子(20)=ルネサンス=が29日、東京辰巳国際水泳場で行われた東京都特別水泳大会で1年7カ月ぶりの実戦復帰を果たした。女子50メートル自由形に出場し、10人が泳いだ組で1着に入った。「組で1番になれるとは思っていなかった。何も考えずに楽しんで泳ぐことがテーマだった」

 記録は自身の日本記録より2秒11遅い26秒32で、当面の目標としていた、10月の日本学生選手権(インカレ)出場に必要な基準タイム26秒86はクリアした。レース後には涙ぐむ場面もあった。池江は「自分がまた、この場所で泳げたことに感動した。いいリスタートができたんじゃないかと思う」と話した。

 池江は自由形とバタフライの個人種目で計五つの日本記録を持ち、2018年ジャカルタ・アジア大会では6冠を達成して大会の最優秀選手に選ばれた。19年2月に白血病と診断され、療養生活に入った。12月に退院し、今年5月から本格的な水中練習を再開していた。24年のパリ五輪出場を目指している。