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 菅義偉官房長官(71)が、安倍晋三首相の後継を選ぶ自民党総裁選に立候補する意欲を二階俊博幹事長に伝えたことが分かった。党関係者が明らかにした。菅氏は世論の動向などを見極めた上で最終判断する構えだ。

 菅氏は29日、東京都内で二階氏と会談した。菅氏が立候補への意欲を伝えると、二階氏は「がんばってほしい」と応じたという。党幹部は「周囲から要請されれば菅氏は出るだろう」との見通しを語る。

 安倍政権を官房長官として支えた菅氏はこれまで、総裁選の対応について公の場で発言していない。党内では、政権の危機管理などを担ってきた菅氏の総裁選への立候補を期待する声が広がっている。無派閥議員で菅氏を支持する議員は多く、菅氏が立候補した場合は一定数が支援に回るとみられる。

 一方、二階氏は菅氏と関係が深く、菅氏が立候補をすれば二階派の大半が支援に回る可能性が高い。総裁選は9月上旬に告示され、15日までに投開票する日程を軸に検討している。党員・党友投票を行わず、国会議員と各都道府県連の代表が投票する両院議員総会での選出で調整している。(明楽麻子)