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 30日午前10時ごろ、東京都中野区白鷺2丁目のマンションの一室で、住人の職業不詳野口麻美さん(38)が血を流して倒れているのを、訪ねてきた弟が発見し110番通報した。野口さんは背中に刺し傷があり、死亡が確認された。元交際相手の30代の男が同区内で死亡しており、警視庁は、男が野口さんを襲った後に自殺を図ったとみて詳しい経緯を調べている。

 野方署によると、野口さんは寝室のソファの脇に倒れていた。一人暮らしだったという。野口さんが発見される3時間ほど前に同区内の別のマンションの敷地内で住人の男が倒れているのが見つかり、搬送後に死亡が確認された。捜査関係者によると、男が使ったレンタカー内に凶器とみられる刃物があったという。

 野口さんは昨年5月、当時交際していた男から暴力を振るわれたと同署に相談。警視庁は男に対し、野口さんに近づかないよう口頭で注意し、同8月に傷害容疑で書類送検した。同11月にも「勤務先の洋菓子店に来店した」と野口さんから相談があり、再び男に口頭で注意。異状がないか毎月野口さんに確認を続け、今年4月下旬、本人からの申告により対応を打ち切っていたという。