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 国内の大型レジャー施設の先駆けで広く親しまれてきた「としまえん」(東京都練馬区)が31日、94年の歴史に幕を下ろす。開園は関東大震災の3年後で、今は広大な住宅街に囲まれる遊園地は、身近な遊び場でもあった。運営会社には閉園を惜しむ声が連日寄せられている。

 「閉園は本当に残念。練馬区民にとって、3世代、4世代にわたる思い出の場所だった」

 高口(こうぐち)ようこさん(40)は、祖父が撮ったという白黒写真を見て懐かしむ。

 閉園を機に、実家の母(71)に探してもらった。国内初の懸垂型モノレール「空飛ぶ電車」も見える貴重な写真もある。

 「母は、ウォーターシュートに乗った記憶もあるそうです」

 開園した1926年(大正15)の翌年に設置された第1号の乗り物だ。客を乗せた舟が高さ20メートルからスロープを滑り降り、船頭がジャンプするところが見せ場だった。

 戦後に遊具が増え、最盛期の80年代。小学生だった高口さんは年に数回、家族や友人と来園した。「無料券が配られ、子どもも入場しやすかった」

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