拡大する写真・図版考 最長政権

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 政権発足から9カ月後の2013年9月。米ニューヨーク証券取引所を訪れた安倍晋三首相は、約300人の金融関係者らを前に、力強くこう訴えた。

 「Buy my Abenomics(アベノミクスは買いだ)」

 政権交代前にマイナスだった成長率がプラスに転じたという経済指標を示し、「日本経済は極めて好調だ」と自信も見せていた。

 12年末に政権に返り咲いた首相が真っ先に打ち出したのは、大規模な金融緩和と財政出動、規制改革などの成長戦略という「3本の矢」で、経済を立て直す戦略だった。世界経済の回復も追い風に、円安も進んで株価はぐんぐん上がり、「アベノミクス」は安倍政権の代名詞になった。

 それから約7年8カ月を経た、8月28日の辞任表明会見。約1時間の会見のなかで、首相は一度も「アベノミクス」という言葉は口にしなかった。

 当初こそ勢いのあったアベノミ…

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