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 毛利家に伝わる家宝や歴史資料を展示する企画展「戦国大名毛利氏の宝物」が山口県防府市多々良1丁目の毛利博物館で開かれている。戦国時代に足利将軍家から贈られた衣装や刀剣、書状など22点で、当時の毛利氏の姿を紹介している。9月6日まで。

 重要文化財の「紅地桐文散錦直垂(べにじきりもんちらしにしきのひたたれ)」はよろいの下に着る衣装で、1560年(永禄3年)に室町幕府の将軍、足利義輝から毛利元就に贈られた。博物館によると、赤地の錦で仕立てた直垂は官軍の大将が着るものとされ、当時の天皇が即位する際、儀式の費用を毛利家が援助したことから着用が認められたという。博物館は「毛利氏にとって、大名としての栄誉を手に入れた記念すべき宝」としている。

 大内氏が中国や朝鮮との貿易(勘合貿易)で使っていた「日本国王之印」と彫られた木印など、ほかに9点の重要文化財が展示されている。学芸員の小田陽子さんは「教科書に載っている出来事や人物と関係が深い宝物が多い。本物に触れて、戦国時代の歴史に親しんでもらえたら」と話している。(山崎毅朗)

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