[PR]

 来春の将棋名人戦七番勝負(朝日新聞社、毎日新聞社主催)での渡辺明名人(36)=棋王、王将とあわせ三冠=への挑戦権を、トップ棋士10人で争う第79期将棋名人戦・A級順位戦の1回戦のうち稲葉陽(あきら)八段(32)―豊島将之竜王(30)戦が31日、大阪市福島区の関西将棋会館で指された。後手番の豊島竜王が146手で勝ち、今期A級での成績を1勝0敗とした。敗れた稲葉八段は1勝1敗となった。終局は、午後11時50分だった。

 将棋名人戦七番勝負は例年、4~7月に開催されるが、今年はコロナ禍のため、6~8月に実施された。七番勝負の終了を待たずに、順位戦が開幕した関係で、今期A級順位戦の出だしは進行にバラツキがある。本局は豊島竜王にとっては今期A級順位戦の初戦で、名人戦再登場に向け、幸先の良い1勝となった。本局は稲葉八段にとっては今期A級の2局目。2回戦の三浦弘行九段(46)戦の方を先に、7月25日に対局し、勝利していた。(佐藤圭司)