かんぽ不正の郵便局員 研修課題は「渋沢栄一の感想文」

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藤田知也
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 かんぽ生命で不正販売が多数発覚した問題で、日本郵政グループは顧客への営業活動を段階的に再開させる方針を打ち出した。不正を働いた郵便局員に研修などを通じて反省を促し、再び顧客のもとへ出向かせる考えだ。局員に課された研修の意外な中身と、その狙いとは――。

分厚い封筒が届いた

 首都圏の郵便局で働く50代の郵便局員のもとに、分厚い封筒が届いたのは今年5月のことだ。

 差出人は「かんぽ生命」とあった。

 過去に取りつけた保険契約の一部が社内規定に抵触し不正にあたると、すこし前に認定されていた。その類いの連絡だとは察しがついた。

 ただ、封を開くと、生命保険の参考書や書類にまじり、1冊の新書本が出てきた。

 日本の資本主義の父と呼ばれる渋沢栄一(1840~1931)の著書「論語と算盤(そろばん)」(ちくま新書)だ。

 「これを俺にどうしろという…

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