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 岐阜市の岐阜薬科大薬効解析学研究室などの研究グループは、天然アユの目に天然色素「ゼアキサンチン」が多く含まれていることを突き止めた。ブルーライトなどから網膜を保護する天然色素で、体内でつくることができず、加齢に伴い減少する。世界農業遺産に認定されている長良川特産の天然アユを丸ごと食べれば、目の健康にいいかも――。

 同研究室の原英彰教授と中村信介講師らが中心となり、郡上市で取れた天然アユを使って約2年半かけて研究した。天然アユは10~11月に産卵し、12月~翌4月にかけて沿岸部で成長する。その後、川を遡上(そじょう)し、6~9月は流れが急な上流で「藍藻」と呼ばれる藻を食べて成長。9~10月に川を下るとされる。

 ゼアキサンチンは、抗酸化作用を持つ天然色素「カロテノイド」の一種で、ホウレン草やパセリなどの緑黄色野菜に含まれ、ヒトの体内では網膜に存在する。ブルーライトなど光の刺激から目を保護。活性酸素を取り除き、炎症を抑制しているが、加齢とともに減少し、失明にもつながる加齢黄斑変性症を引き起こす原因にもなる。体内でつくることができないため、食物から補う必要がある。

 原教授らは、天然アユが藍藻を…

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