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 防衛省は1日、海上自衛隊の護衛艦「むらさめ」の乗組員男性(20代)が、新型コロナウイルスに感染したと発表した。同艦は自衛隊の中東派遣の3次部隊として、先月末に日本を出港していた。昨年末に閣議決定された中東派遣で、隊員に感染が確認されたのは初めて。

 発表によると、むらさめは先月30日に海自横須賀基地(神奈川県)を出港。直後に約200人の全乗組員がPCR検査を受けていた。男性は無症状で、すでに下船している。ほかは全員陰性で、男性と接触があった乗組員らは艦内で隔離措置をとっている。

 同艦はしばらく近海で待機し、ほかに感染者がいないと確認され次第、中東海域へ向かう見通しだが、前任部隊からの任務の引き継ぎは予定より遅れるとみられる。軍事分野の艦艇をめぐっては、米軍の空母で集団感染が起きるなど、閉鎖空間でどう感染を防ぐかが課題となっている。自衛隊では7月にイージス艦で感染者が確認され、米ハワイ周辺で行われる米海軍主催の訓練への出発が遅れた。