シャルリー・エブド、ムハンマド風刺画再掲 不屈へ決意

パリ=疋田多揚
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 風刺画が売り物のフランスの週刊新聞「シャルリー・エブド」は1日、イスラム過激派による5年前の本社襲撃事件のきっかけとなった預言者ムハンマドの風刺画を1面に再掲した。2日から事件の裁判が始まるのを前に、風刺画を描き続ける決意を示したという。

 再掲されたのは、預言者が爆弾の形の布を頭に巻いている風刺画など。1日に電子版で発行され、2日には店頭で販売される。

 同紙は記事の中で、事件で同紙に向けられた憎悪に対し「我々は屈することはないし、あきらめることはない」と掲載理由を説明した。マクロン大統領も1日、訪問先レバノンで開いた会見で記者から質問を受け、「フランスには冒瀆(ぼうとく)の自由がある。私はそうした自由を守るためにいる」などと語った。

 事件は2015年1月、イスラム過激派とされるフランス人の兄弟がパリの同社編集部を襲撃し、会議中の風刺漫画家ら12人を殺害した。翌日以降も別の男が同市内で警官を射殺した後にスーパーに立てこもり、人質4人が犠牲になった。3人の実行犯は射殺され、武器供与などをしたとされる被告14人の裁判が2日から開かれる。(パリ=疋田多揚)