関空冠水から2年 温暖化、老朽化…求められる台風対策

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川田惇史、千種辰弥
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 台風21号が大阪湾一帯に大きな被害をもたらしてから4日で2年になる。高潮や高波による被害を受けた関西空港や沿岸の自治体で対策が進められる中、昨秋には台風15、19号が相次いで東京湾を襲い、同様の被害が起きた。そして今年も、日本に上陸する恐れのある台風10号が1日夜に発生。過去の被害を教訓にした備えが求められている。(川田惇史、千種辰弥)

浸水した関西空港対策

 関西空港で8月、2年前の台風21号で滑走路の大半が浸水した1期島の東側護岸に消波ブロックを設置する工事が始まった。高さ約3メートル、重さ12トンあるブロックを南側の護岸と合わせ、来年度中に約4万個を設置する予定だ。

 大規模な浸水が起きた原因は、推算270万トン(東京ドームの2・17杯分)の水が島内に入り込んだためで、うち9割が暴風にあおられて護岸を越えた海水とみられている。

 今回の対策について、関空を運営する関西エアポートの担当者は「高波が迫ってもブロックにぶつかって勢いが弱まり、波高(はこう)を抑えられる。護岸のかさ上げと組み合わせることで、21号クラスの台風であっても冠水しない」と説明する。

 関空では、第1ターミナルの…

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