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 放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送倫理検証委員会(神田安積委員長)は2日、テレビ朝日の報道番組「スーパーJチャンネル」で昨年3月に放送された特集について、「放送倫理違反がある」と認定する意見書を決定し公表した。

 特集は業務用スーパーに個人で買い物に来た客の人間模様を伝える内容だったが、登場した主要な客の男女は、いずれも特集を制作した男性ディレクターの知人で、撮影時に初めてディレクターと会ったかのように振る舞っていた。検証委は意見書で「取材の過程が適正とは言い難く、本来ならその場に現れるはずのない『客』を偶然を装って登場させたという点で正確ではなく、公正さを欠いていた」と指摘した。

 テレビ朝日広報部は「今回の不適切な演出は、視聴者の皆様の信頼を損ねる行為であり、改めて深くお詫(わ)びいたします。BPOの決定を真摯(しんし)に受け止め、今後の番組制作に生かしてまいります」とコメントした。