新天地に定着したのは「慎重派」 南西諸島のモズ

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米山正寛
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 動物が新天地に進出したとき、定着しやすいのは大胆な個体か、それとも慎重な個体か――。これまでは都市部での研究例をもとに、リスクのある行動をとれる大胆な個体が定着しやすいとみるのが定説だったが、反対に臆病で慎重な方が定着しやすい場合があることを国立科学博物館(科博)などのチームが南西諸島のモズの研究から発見した。

 モズは本州などでは1年中ほぼ同じ地域にいて、南西諸島では越冬のためにやってくる渡り鳥だ。ところが近年、トカラ列島の中之島や奄美群島の喜界島、南大東島で年間を通して定着していることが確認されている。

 科博の濱尾章二脊椎(せきつい)動物研究グループ長らは、定着したモズが大胆かどうかを調べるため、人がどこまで近づいたら危険を察知して逃げるかという「飛び立ち距離」を繁殖期に調べた。この手法は20年近く前から、動物の大胆さや慎重さを測る一般的な指標となっているという。

■原因はどうやらクマネズミ…

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