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 国際自然保護連合(IUCN)が今年、小笠原諸島の固有種とされていた「オガサワラアブラコウモリ」を絶滅種として公表した。19世紀末以降は一度も確認されず、研究者の間でも実在が疑問視されていた「幻の種」は、実在を認めたうえでの「絶滅」認定に。その決め手となったのは――。

 IUCNは、絶滅の恐れがある生物のレッドリストを数年おきに改訂している。このコウモリは、改訂のたびに絶滅危惧種とされたり絶滅種とされたりと評価が定まらず、2006年以降は「データ不足」と分類されていた。

 コウモリ類に詳しい東京大学北海道演習林の福井大助教によると、1889年に小笠原で採集されたという標本が、英国のロンドン自然史博物館に1体残るのみ。「その後の目撃情報がなくてそもそも小笠原にいたのかどうかも怪しく、残っている標本も別の種との取り違えもありえる。本当に実在したのか、長く疑問視されていた」と話す。

 森林総合研究所の川上和人主任…

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