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 米フェイスブック(FB)は1日、2016年の米大統領選に介入したとされるロシアの団体に関連した新たなアカウントやページを発見し、削除したと発表した。米ツイッターも、関連アカウントを凍結した。今年の米大統領選を前に、ロシアが再び介入を試みている様子が浮かんだ形だ。

 FBが削除したのは、ロシア企業「インターネット・リサーチ・エージェンシー(IRA)」とつながりのある個人がかかわる、フェイスブック上の13のアカウントと、二つのページ。合わせて約1万4千人のフォロワーがいたという。

 削除されたページの一つは、「ピースデータ」という報道機関を装い、米国のフリーランスの記者に依頼して記事も書かせていたという。ニューヨーク・タイムズによると、この記者は過去に、大統領選の民主党候補のバイデン前副大統領について「左派の価値観を体現していない」との趣旨の記事を執筆していた。今回はロシア当局が背後にいるとは知らず、ネット上で募集広告を見て連絡をとったという。米ツイッターも同日、「ピースデータ」関連のツイッターアカウントを凍結したと公表した。

 16年の米大統領選でロシア当局はトランプ陣営に肩入れしようと介入し、IRAなどを通じて、FB上で大量の広告を出すなどしたとされる。(サンフランシスコ=尾形聡彦)