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経済インサイド

 ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ、大阪市)が今春、新型コロナウイルスの影響で臨時休業に追い込まれた。再開を待つ雌伏の時は3カ月余り。感染症対策を一から作り直し、従業員の意識改革まで推し進めた。業界全体の取り組みにも影響を与えた試行錯誤の舞台裏を追った。

 今年1月末、日本の2大テーマパークの一つ、大阪市のユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)の風景が一変した。新型コロナウイルスの流行で、春節(旧正月)の休暇に中国などから大挙して来るはずの訪日客の姿が徐々に消えていった。

拡大する写真・図版ユニバーサル・スタジオ・ジャパン前の商業施設。人影もまばらだ=2020年3月3日、大阪市此花区、金居達朗撮影

 さらに、ウイルスは震源地の中国から国境を越えて拡大し、奈良や大阪など足元にも患者が出始めていた。「今までの感染症とはレベルが違う。新たな対策を考えなければ」。運営会社「ユー・エス・ジェイ」のマーケティング本部長、村山卓(48)は考えていた。

 村山の手元にあったのは、2002~03年に流行したSARS(重症急性呼吸器症候群)を受けた感染症の対策マニュアルだ。感染者数人の来園が分かれば立ち寄り先を消毒するなどの内容で、感染症の国内での大規模な流行は想定外だった。

 園内の設備や掲示に手を入れ、…

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