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 JR西日本は3日、山陽新幹線の広島―博多間にある高架橋の柱で、耐震補強が不十分なものが69本見つかったと発表した。1995年の阪神・淡路大震災後の耐震診断で、柱の太さを実際より太く記録していたミスが原因という。2021年度末までに補強する。

 JR西によると、当時の耐震診断で、担当社員が柱の太さのデータ入力をうっかり誤ったという。69本は、耐震性に問題があったため優先的に補強しなければいけなかったが、優先度の低いものに分類していた。

 JR東日本が今年1月に東北、上越新幹線の耐震診断でミスがあったと発表し、8月には在来線でも不備があったと公表。これを受けて、JR西も管内の高架橋を調査した結果、今回のミスが見つかった。

 JR西によると、補強が間に合っていない柱は1カ所に集中しておらず、大地震が起きても直ちに橋が落ちる危険性はないと説明している。北陸新幹線や在来線の高架橋ではミスは見つかっていないという。(狩野浩平)