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 「特別警報級」と言われる台風10号など、今年も台風の進路が気になる時期に入りました。備えることの大切さは理解していても、どんなことが起きるかは具体的にイメージしづらいもの。台風などの災害に遭った人に当時の経験と、なくて困った物や、役に立ったものなどを聞きました。

拡大する写真・図版水害後、江原澄子さんが用意した非常用持ち出し袋。歯ブラシ、割り箸、ウェットティッシュなども入れている=本人提供

4時間にわたる暴風雨

 昨年9月上旬、台風15号が関東地方に上陸し、千葉県では毎秒57・5メートルの最大瞬間風速を観測。倒木などの影響で、広範囲にわたって停電した。

 「8日23時から9日3時ごろまで暴風雨。朝、脈が多かったが、朝食をとって薬を飲んだら治まった」

 千葉県南部に位置する館山市布良(めら)。海に面した地区で一人暮らしをする男性(54)の当時のメモにはそう記してある。男性は高血圧の持病があり、「バリバリ、ガチャーンという音が戸外から聞こえてきた。不安で心拍数があがってしまった」という。

 夜が明けてから被害状況を確認…

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