シミやクマ、中年男性もカバー フェースケア用品拡大

西尾邦明
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 ミドル(中年)男性の顔への美意識が高まっているようだ。洗顔や化粧水を使ったケアはもちろん、最近ではシミなどをカバーする商品も発売され、メンズフェースケア用品の市場は広がり続けている。

 「40歳からの気になるシミ、クマ、毛穴を自然にカバー」。マンダムがこうした説明で8月24日に発売したのは、男性用のコンシーラーだ。部分的に隠す化粧品のコンシーラーは女性向けは一般的だが、男性向けはめずらしい。

 担当者は「男性フェースケア市場は急成長しており、最も購入金額が多いのが40代。コロナ禍でウェブ会議が増え、自分の顔を見る機会が増えたことも後押しになりそうだ」と話す。40代はシミやシワなどが目立ち始め、自分の「老け顔」が気になり始める年頃だという。

 同社はこの夏、シワやシミを改善するクリーム2商品も売り出した。いずれも女性用の商品で使っている成分を配合。パッケージは、黒やグレーで男性らしさを意識した。

 調査会社の富士経済によると、メンズフェースケア市場は2015年に203億円だったが、22年には283億円にまで拡大すると予測されるという。同社は「加齢に応じて肌をお手入れする『エイジングケア』や、化粧水と乳液の役割が一つになった『オールインワン』の訴求で市場が創出された」と分析する。

 電機メーカーもこうした動きを好機にとらえる。パナソニックは7月、電気シェーバー「スキンケアシェーバー ラムダッシュ」(実勢価格は税込み3万円前後)を発売した。化粧水をつけてからひげをそると、肌にあたる部分からイオンが出て、化粧水の保湿成分の肌への浸透度が手で塗る場合の1.7倍になるという。担当者は「シェービングとスキンケアの新しい習慣を提案したい」と話す。(西尾邦明)

 メモ ルシードのコンシーラー「フェイスカバーコンパクト」は、シミやクマ、毛穴に加え、ヒゲをそった跡も目立たないようにできる。鏡付きで外出先で使うのにも便利だ。肌の色に合わせて2種類あり、いずれも4グラム入りで希望小売価格は税込み1650円。