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 繁殖した野犬への対策が喫緊の課題となっている山口県周南市は、目撃した野犬の情報を共有できるスマートフォン向けのアプリの配信を10日から始める。担当者は「効果的な対応ができ、簡単に出没情報を見られるので市民の注意喚起にもつながる」と期待する。

 スマホのカメラで野犬を撮影し、画面の地図上に目撃場所をタップ。日時のほか、野犬の特徴や大きさ、頭数などの情報を入力し、「通報する」の表示をタップする。通報は匿名なので、氏名や連絡先の入力は必要ない。画像なしでも送れる。目撃場所はアプリ内の地図上に「犬」のマークが表示され、タップすれば情報を確認できる。

 今回は、道路や施設の損壊を撮影して通報する「しゅうなん通報アプリ」に、野犬情報を通報できる機能を追加した。

 周南市では、野球場や陸上競技場を備えた周南緑地周辺などで野犬が繁殖。「追いかけられ転んでけがをした」「群れに囲まれて怖い思いをした」といった声が市や県に寄せられているという。市によると、苦情や情報提供は昨年度が360件、今年度は7月末までで101件。昨年度は841匹、今年度は7月末までに233匹が捕獲されたという。(垣花昌弘)