羽生結弦も滑った高田馬場のリンク、存続願う署名活動

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渡辺芳枝 浅野有美
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 東京都心で多くのスケーターに親しまれたスポーツ施設「シチズンプラザ」(新宿区)が来年1月で閉館する。45年にわたり、トップ選手にも市民にも愛されたスケートリンクで、五輪連覇中の羽生結弦選手(ANA)が帰国時に滑ったこともある。インターネット上では存続を求める署名活動が始まり、賛同の声が広がっている。

 「シチズン、、、スケートを始めるきっかけになったリンク、、、」。閉館が今年2月に発表されると、2018年世界選手権2位の樋口新葉(わかば)選手(明大・ノエビア)が自身のツイッターに投稿した。

 シチズンプラザは1972年にボウリング場として開業し、75年にスケートリンクができた。シチズン時計が100%出資して運営してきたが、建物の老朽化と経営難を理由に閉鎖が決まった。土地を所有する三井不動産は、跡地利用について「住宅事業を基本として考えている」としている。

 東京都スケート連盟によると、2019年のフィギュアスケートの登録者は1190人。バンクーバー五輪銀メダリストの浅田真央さんや羽生選手らの活躍を受け、この15年で約3倍に増えたという。

 競技者が増えた一方で、都内…

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