[PR]

 全国のローカルテレビ局が、その制作力を生かして新たな挑戦を始めている。広告収入の減少という逆境をはねのけ、地域に必要なメディアになろうと、良質なドキュメンタリー映画やローカル局では異例の連続ドラマを手がけている。

市議不正のスクープ、映画に

 富山県のチューリップテレビは8月、ドキュメンタリー映画「はりぼて」を公開した。「富山市議会のドン」と呼ばれた重鎮市議による政務活動費の不正支出と、その後発覚した議員たちの数々の不正がテーマ。同局は発端となった不正支出を情報公開で2016年にスクープし、当時のニュース映像を元に制作した番組を今回映画化した。

 映画公開初日、スクリーンに映る市議が記者の質問にしどろもどろになると、観客から失笑が漏れた。監督の五百旗頭(いおきべ)幸男さん(42)は舞台あいさつで「この映画は笑いが7割のコメディー」と、さらに笑いを誘った。「でも最後には笑えなくなるんです」。政活費の不正を巡って辞めた市議は14人。その後は不正発覚後も居座る者が現れる。

 共同監督の砂沢智史さん(40)も「コメディータッチではあっても全てが現実。全国でも同じようなことが起きている。政治に関心を持つきっかけにしてほしい」と呼び掛けた。

 五百旗頭さんは4年前、「はりぼて」の元になる番組を制作するなか、市議らの人間臭さにひかれ「映画的な表現ができる」と思いついた。映画化について、「厳しい経営環境を打開する一助になる」とも考えていたという。

 広告大手の電通によると、昨年の国内の総広告費6兆9381億円のうちネット広告は2兆1048億円で、テレビ(1兆8612億円)を初めて抜いた。

 「ドキュメンタリーは金食い虫…

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

この記事は有料会員記事有料会員記事です。

2種類有料会員記事会員記事の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら