「美白」は見えない差別? 日本人に広がるひとごと感

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聞き手・藤田さつき
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 「ブラック・ライブズ・マターBLM)」の叫びが、世界に広がっている。最近では、女子テニスの大坂なおみ選手が黒人男性銃撃事件に抗議し、試合出場の棄権を表明したことが話題になった。欧米では化粧品の「ホワイトニング」などの表記をやめる動きも出ている。だが、こうした動きに対して、日本では「ここまでやるの?」と戸惑うような反応もあり、相変わらず「ひとごと感」が漂う。なぜなのだろうか。メディアや「ハーフ」について研究してきた社会学者、ケイン樹里安さんに聞いた。

 ――BLM運動の高まりを見ていると、人種差別と分断の問題の根深さを見せつけられるようです。そもそもなぜ、肌の色による差別は存在するのでしょうか。

 「その問いは、逆転させてみると答えが見えてきます。それは、もともと他者を差別するために見いだされた違いが、『肌の色』だった、というものです」

――どういうことですか?

 「『黒人』と『白人』という…

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